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不活化ポリオ 5回目接種しましょう!

2024年03月18日

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就学前の年長さんの時期に百日咳の免疫のため、三種混合ワクチンの接種をおすすめしましたが

今回は不活化ポリオワクチンについてのお話です。

ポリオは、重症な場合手足に麻痺を起こし、いったん起こった麻痺は回復しないことが多く後遺症につながる感染症です。
日本では1980年の1例を最後に野生株のポリオは報告されていませんが
海外では南西アジアやアフリカ諸国を中心にまだポリオの発症は報告されています。
そして、海外からの日本への入国者は増える一方なこの頃、最近話題の「はしか」にように海外から日本にポリオが持ち込まれる可能性は0ではありません。
そのための予防に有効なのがワクチンです。
ただワクチンも即効性のあるものではなく、流行してから慌てるより、日頃からウイルスに対抗すべく、こちらも準備しておく必要があります。

現在の日本では、不活化ポリオワクチンは乳幼児期の4回接種のみ(4種混合ワクチンに含まれています)ですが
これでは、免疫が小学校に入る前頃に落ちてしまいますので欧米諸国では、4歳以上で不活化ポリオワクチンの5回目接種が実施されています。
これらを踏まえて、ポリオへの免疫をキープするために日本小児科学会は、不活化ポリオワクチンの5回目接種を推奨しています。

小学校に入る前に、今までの予防接種歴に漏れがないかを確認するとともに
百日咳予防のための、3種混合ワクチン接種
ポリオ予防のための、不活化ポリオ5回目接種
おたふくかぜワクチンの接種
これらの任意接種ワクチンも一緒にご検討ください。

不活化ポリオワクチンは
事前予約が必要です、お電話で予約をお願いします。

ワクチンに関してはどんどん、アップデートして必要なワクチンの情報を提供しています。
決して、強制ではありません。
皆様、ぜひ、ちょっとお時間をいただき、院長やスタッフの話に耳を傾けていただけると幸いです。